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2020年11月22日 (日)

既存住宅流通の促進について

         ☀晴れ

 

昨日からのお話の続き、 

 

日本では既存住宅への評価が低く

個人の資産である住宅が築年数により大きく目減りしており

国家の損失である旨を書きました。

 

政府が出している「住生活基本計画」、「日本再興戦略2016」

「ニッポン一億総活躍プラン」等々でも

既存住宅流通の活性化が重要であると明記されています。

 

前日に書いた日本の住宅事情からも

既存住宅(中古住宅)の流通の活性化を促進しなければなりませんが、

比較的価格の安い中古住宅のニーズは高いと考えられるものの

既存住宅流通シェアは低い水準で推移しています。

 

国土交通省の住宅市場動向調査によりますと、

既存住宅を購入した理由は

「予算的にみて手頃だったから」

が最も多く、次いで

「新築住宅にこだわらなかったから」

が続いています。

 

既存住宅を選択しなかった理由のでは

「新築の方が気持ちが良いから」が

最も多いのですが、隠れた不具合の心配や

耐震性・耐熱性に対する不安が大きな理由となっています。

              

既存住宅の流通を促進させるためには

これらの不安や心配を取り除くことが大切です。 

 

一方、現在の日本の総住宅戸数は6,240万戸で

総世帯数は5,400万世帯です。

総世帯に住宅は行き渡っており

空き家率は13.6%で空き家は

社会問題にもなっております。

 

少子高齢化が進行して住宅ストック数が

世帯数を上回り空き家の増加も生ずる中、

「いいものを作って、きちんと手入れをして、長く使う」

社会に移行することが重要だと考えられています。

 

またまた、長くなりましたので明日につづけます。

        60s(南山)

        Gls_4 グッドビング

 

 

  

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