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2020年11月21日 (土)

既存住宅について

        ☀晴れ

 

少々堅いお話ですが・・・、

 

私がこの業界に入った約40年ほど前の

新築住宅着工戸数は約120万戸でした。

当時、勤めていた会社の社長が

適正な新築住宅着工戸数は人口の0.7%である。

いずれ日本も80万戸になる。と言われていました。

 

その後、バブル期に170万戸に

達しましたが、現在は95万戸ほどです。

この先も減少していくと予想されていますので

図らずもいずれ80万戸時代が

来るのではないかと思います。

 

新築着工戸数が減少している原因の一つが

高止まりしている新築住宅の価格と

伸びない収入の差です。

最初に持ち家をするであろう30~40歳代の

平均年収が470~640万円に対し

首都圏の住宅平均価格はマンションで5870万円、

建売住宅で5160万円と年収の8~12倍になります。

これでは易々と新築住宅を購入することは出来ません。

ある程度の資産を保有しているか

親からの贈与などがないと

中々難しいのではないでしょうか。

 

一方で、2013年の日本の住宅投資額は890兆円ほどで

住宅資産額は350兆円ほどです。

実に540兆円ほどが目減りしていることになります。

これは日本の住宅実態を反映しており、

築年数の経過により急速に消耗する現状を表しています。

不動産査定でも木造住宅は25~30年で

評価が0円と見なされますからね。

実際は使える住宅ですのに腑に落ちないことです。

 

日本のこのような住宅事情を考えますと

既存住宅(中古住宅)の流通の活性化が

急務であると言えます。 

  

長くなりましたので明日につづきます。

        60s(南山)

        Gls_4 グッドビング

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