2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

« 既存住宅流通の促進について | トップページ | 引渡し立ち合い »

2020年11月23日 (月)

既存住宅状況調査技術者

           ☀晴れ

 

既存住宅(中古住宅)の流通を促進させるためには

既存住宅に対する品質の不安や心配を

取り除くことが大切だと書きました。

 

その為には既存住宅を客観的に調査する機関が必要です。

その一つが「既存住宅状況調査技術者」による建物状況調査です。

先日、その既存住宅状況調査技術者の講習を受けてきました。

Simg_4293

 

この既存住宅状況調査技術者講習制度は、

既存住宅の調査の担い手となる技術者の育成を進めることにより、

宅地建物取引業法の改正による建物状況調査(インスペクション)

の活用促進や既存住宅売買瑕疵保険の活用等とあわせて、

売主・買主が安心して取引できる市場環境を整備し

既存住宅流通市場の活性化を促進するため創設されています。

 

ここにある宅地建物業法の改正は

不動産取引のプロである宅建業者が

専門家による建物状況調査(インスペクション)の活用を促すよう

媒介契約時、重要事項説明時、売買契約時に

建物状況調査を実施する者の斡旋に関する事項を

記載するように改定しています。

 

国土交通省でも「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を定め

既存住宅の検査員の技術力や検査基準、検査方法の指針を示しています。 

 

日本の全住宅流通量に占める既存住宅の割合は約14.7%で

近年ではシェアは大きくなりつつあるものの

欧米に比べると1/6程度でまだまだ低い水準です。

 

建物状況調査(インスペクション)が広く普及することによって

売主も買主も安心して取引が出来き

既存住宅がもっと多く流通することを願います。

 

        60s(南山)

        Gls_4 グッドビング

« 既存住宅流通の促進について | トップページ | 引渡し立ち合い »

無料ブログはココログ