お勧めの本
今年も残すところ
あとわずかとなりましたね。
曇り
読書が趣味でよく本を読んでいます。
といっても小説がほとんどなのですけどね。
今年一年で読んだ本を数えてみますと43冊でした。
昨年は50冊、一昨年も50冊でしたから
今年は少なかったです。
その中から全くの独断と偏見の
お勧めベスト5をご紹介します。
第1位
闇に香る嘘 下村 敦史
晴眼者には想像もできない全盲の方の
日常生活の不安、恐怖、ゆえの疑心暗鬼。
中国残留孤児が抱える苦悩、
戦争時の国や軍の身勝手さに翻弄された開拓者、
臓器移植の問題等々、いろんな事が詰まった物語ですが、
非常にリアルに描かれ上手くまとまっていました。
良い小説だと思います。
第2位
ユリゴコロ 沼田 まほかる
簡単に殺人を犯していった手記が中心に
話が進みますので辛いところがありますが、
小説としては素晴らしい出来栄えだと思います。
読む手が止まりませんでした。
第3位
ヴァライティ 奥田 英朗
「俺は社長だ」 「毎度おおきに」が
すっごく面白かった。
シリーズ化すれば良いとまで思います。
この作家の作品は安定感抜群です。
第4位
完全恋愛 牧 薩次
強引なところがありますが、
散りばめられていたピースが、
はまり込んでいくような
伏線が集結していく終盤は
圧巻です。
第5位
勁草 黒川 博行
最後が呆気なかったですが、
犯人が泥沼にハマっていく過程、
スピード感、追い詰められていく
焦燥感は流石です。
この作家の真骨頂が
発揮された作品ですね。
同率 第5位
陸王 池井戸 潤
邪魔をする意地の悪い小悪党に一泡吹かせていく。
この作家のおきまりのパターンですが、
ついつい引き込まれて
感動してしまいます。
ドラマ化しましたね。
ご機会があれば
是非読んでみてください。
(南山)