読書感想
先週、読んだ本の中からの紹介です。
インシテミル(米澤穂信)
クローズド・サークル(閉鎖空間)で繰り広げられる殺人ゲームの話です。
好き嫌いが分かれるジャンルですね。
1週間の短期アルバイト。時給11万2000円の広告に釣られて集まった12人の男女に課せられた実験の内容は、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う殺人ゲームだった。
何もしなくても時給11万2000円。1週間で約1800万円の報酬がもらえる。
であれば、殺人など起こさない方がいいと、行動を起こさないことが参加者全員の暗黙の了解になりますが・・・。
2010年に映画化された小説です。
本文でも出てきますが、クローズド・サークルのミステリには事件が多く、殺人が頻発します。
ありえないと思うか、ミステリと割り切って楽しむか分かれるところですね。
使い古された手法ですが、それでも息もつかせぬストーリーの展開と緊迫感が面白かったです。
私個人的には、Bランクです。
(南山)